「で、本当に幽霊なの?」




午前8時13分

教室にて、カケルちゃんが不思議そうに聞いてきた。


「やだなー!カケルちゃん、信じてくれてないの?」

「いや、だってな?現実にいきなり幼なじみの幽霊が現れたらどうする?」

「どうするって?」

「はいそうですかって、簡単に処理できる問題じゃないぞ?」

「そうかなぁ?」

「......多分、他の奴らには見えてないらしいけど」

「そうなの?」