「見てないよー。朝晴れてたでしょ」 「真央っぽいな...」 「美沙ちゃんにも同じこと言われた。でもカケルちゃん、折りたたみ傘なんて準備いいね」 「天気予報みてるからな。お前もこれから見ろよ?」 「はーい」 「じゃ、こっち入れ」 そういいながら、カケルちゃんは自分の右側を指差した。 「え?」