「な、何よ」 「いや。いつもならハッキリ決めるタイプなのに、珍しく曖昧だからさ」 「......」 「ま、明日な。もう美沙に憑かなくていいの?」 「...あー、うん」 「そう?じゃぁ今から寝るわ」 「うん。おやすみ」 机上の勉強道具を片付けないで、あくびをしながら 部屋の電気を消した。