新しい道

◆ お嬢様


  -  梓side -

俺は、思った通りに女子に囲まれながら教室へ向かった。

周りの人らがうるさい。

いろいろ言われたけど、全部無視した。

特にかわいいのもおらんし。



教室につくと、やっぱりみんながこっち……向いてなかった。

珍しい。ちょっとうれしい。

ってか、あの子ちょっとかわいい。

和泉杏樹…かぁ。

あの子と一緒だな…。




俺は自分の席へと向かった。

そして、荷物を机に置いて彼女たちの方へ向いた。


「おはよう、和泉さん。相原さん。」
と、少し微笑みながら声をかけた。


すると2人は少し驚いたような顔をした。
まぁ、仕方ないよな。


「おはよう、石川くん。よろしくねー。」

「よろしくっ!席は斜めやけ、あんま関係ないけどね。」

2人は俺のことを、「時雨」ではなく「石川梓」で呼んでくれた。

俺はうれしくなって(なりすぎて)

「あぁ、そうだ。和泉さん。僕のこと、”梓”って呼んで。」

「え!?いいの?じゃあ、私も呼び捨てで。」

と2人で微笑みあった。