ストロベリー

「慶子どうかしたか?」
「別に」
「別にってことないだろ。オレなにかしたか」

悠介の顔が見れず、ずっと下を向いてた。

「ごめん。私帰る」
「ちょっと待てって」

悠介に腕を捕まれた。

「痛いってば。放してよ」
「もうケガのことなんか気にすんなよ」
「気にしてないし」
「じゃぁなんなんだよ」
「悠介のバカ」

悠介に八つ当たりをしてしまい、部屋を飛び出し家に帰った。
そして、ベッドの上で思いっきり泣いた。

『私何やってんだろう。自分でも訳がわからないよ』

次の日・・・