ストロベリー

「またお邪魔しま~す」
「どうぞ」
「私も手伝います」
「じゃぁ、お願いしようかしら」

夕飯の手伝いをしていると悠介が帰って来た。

「お帰り」
「た・ただいま」

悠介は手を洗いに洗面所にいった。
私も洗面所にいき・・・

「ねぇ。ケガどう?」
「全然平気だよ」
「本当にごめんね」
「そんな顔すんなって。あ~腹減った」
「ただいま~」

悠介のお父さんが帰って来た。

「おじゃましてます」
「慶子ちゃん来てたのか。お前、そのケガどうしたんだ」
「あらぁ。どうしたの?」

おじさんもおばさんも、悠介の手首を見てケガのことを聞いてきた。