「せやけど、そんな俺を好きやと言う子が現れてん。」
涙目で先生は私を見る。
「葵のことやで。」
「訳の分からん理由で葵の想いを否定した俺を好きやと言ってくれた。
どんな俺でも好きやと言ってくれた。」
「抱いて...とか言うような子じゃないのに言う葵が不思議でめっちゃ知りたくなってん。」
「そうですね...」
と苦笑いをする私。
「そんなんで生徒に手を出したらアカンのを分かってたのに、気づいたら受け入れててん。」
「既にそん時、俺...葵に惚れてたんかもな」
少し照れて笑う先生。
「トモ...」
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