「これ、どうするの?使うの?」 私は高橋にタオルを返しながら言った。 「さぁ……、どうしようか?」 そんなの、私に聞かれても、…困る。 だって、黒沢さん、彼女でもないのに。そんなの使うなんてなんて…。 「垣田は、どう思う?」 「え…?」 「このタオル、使ってほしい?」 「使って、って言ったら、使うの?」 「それはわからない。」 何それ。