「なんでみんな夜景を見ないの~? もったいないよぉ!!」 「見てるよぉ~、歩きながら☆ さぁ、お土産買いに行くよ!そら、早くぅ~!!」 階段を下りながら、クミちゃんが私を呼ぶ。 うぅ…… もっと見ていたいのに……。 もう下りるなんて……。 私はしぶしぶ、といった感じでみんなの後を追って階段を下りた。 お土産屋さんで買い物してると、時間はあっという間に経ってしまった。 私たちはダッシュでバスのところへ行った。 外に出ると、雨がパラパラと降っていた。