東京タワーの中は結構暗くて、私は班の人とはぐれそうになった。 「あれ?そら、どこにいるのー?」 「あぁ、待ってクミちゃん!!」 という会話を、5回はした。 班長のクミちゃんは歩くのが速くて、外の景色もちらっと見るだけなので、 「チョーきれ~☆」 なんてじっくり見ている私は、放って行かれっぱなしだった。 迷子にならなかったのは奇跡だ…!