ぐーっと体温が上がった私。
顔が熱い。

私はこのとき気が付いた。
あなたのことが大好き、って。

ーその日から
毎日あなたの近くへ行った。

近くにいるけど遠い存在。

そんなあなたと笑顔で話してるときが楽しかった。
幸せだった。

「おはよっ。」
あなたはいつも声をかけてくれた。

『おはようございますっ。』
私は顔を赤くして答える。

「あ、俺のことは好きに呼んで。」
そう言われた。

『あ、じゃあ…』
私がまごまごしているとあなたは助けてくれた。

「風馬、でいいよ。」
そう言ってにこっと微笑んだ。