男の返事を聞き、ニヤリと笑う。 「その言葉、忘れんじゃねぇぞ」 ……ガッーー 男を蹴り飛ばし、骸鬼の殲滅完了。 辺りに意識のある者がいないか確認し、肩の力を抜く。 「……手応えなさすぎ」 後始末を恭輔にメールで頼み、気を失って積み重なる男たちを一瞥する。 そして猫のピアスを触りながら、満月が雲で隠れ真っ暗となった夜空を見上げる。 だが、どうしても胸の奥から消えない虚無感。 それを埋めて欲しくて、愛しい人の待つ家へと歩み出した。