2人だけになった部屋は物音1つせず、シーンと静まり返っている。 私は蓮が話し出すのをジッと待った。 「………由美の心はどこにある」 すると、何かを決心したような表情で話し出した……が、その内容は理解しがたいものだった。 「私の……心?」 「ああ……」 私の心はどこにあるって……。 「ここじゃないかな?」 自分の心臓の近くを指差し答える。 それを聞いても蓮は依然として黙ったまま。