Light of hope Ⅱ【完】番外編完結





「そうか……」



蓮は満足そうに笑い、隙間を埋めるように抱き寄せてきた。



「ゆみりんが本当に猫に見えてきたよ」



「最初の頃よりは随分と気を許してくれるようになったしね」



そうだなぁ………でも、完全に気を許してはいない。



秘密で固めた壁に身を隠しているから、いつになっても私は弱虫なんだ。



自己嫌悪に陥る自分が嫌になり、蓮の胸に顔を埋める。



そんな私に蓮は何も言わず、ただ撫で続けてくれた。