「餓鬼が早くお前を返せだとよ」
……不機嫌な蓮が想像できる。
絶対恭輔の所為でしょ…何をしたかは知らないけどさ。
ジーッと抗議の視線を送るが、それをあっさり流して支度を促される。
早く帰らないと蓮が怖いので、渋々支度をし始める。
…と言っても着替えなど以外ほぼないに等しいので、すぐに終わった。
「準備できたか?」
「うん、大丈夫」
私が支度を終えたのを確認すると、車の鍵を持って部屋を出る。
玄関までの長い廊下を歩く間、また遊びに来たいなぁ…と思った。
長い廊下も終わり、家を出ると車に乗り込み、蓮の家に向けて出発した。


