《由美か?どこにいる、無事か?》 通話ボタンを押した瞬間、聞こえてきたの焦った蓮の声だった。 「うん、大丈夫だけど……どうしたの?」 何をそんなに慌ててるんだろう?急用でもできたのかな? 《帰って来ねぇから心配するに決まってるだろっ》 「あ……」 語尾を荒げた蓮はかなり焦り、苛立ってもいる。 《何で電話に出なかった。それに、どこにいる》 「まだ恭輔の家……今まで寝てた」 呑気に昼まで寝ていた私を心配してくれた蓮に申し訳なく、語尾が萎んでしまう。