「…………11時18分」 時計を見ながら呆然と呟く。 「……やべぇな寝すぎた」 やばいと言いながら、恭輔は全く起きる気配がない。 ……やばいと思ってるなら起きようよ。 『ピリリリッ』 恭輔の腕を揺らして起こそうとしていると、私の携帯が着信を知らせた。 「誰だろ?」 起き上がりながら携帯を手にして通話ボタンを押す。 押す寸前に恭輔がニヤリと笑ったのには気がつかなかった。