恭輔は一応私の従兄妹だから完璧に安全ではないけど、今日だけなら譲ったほうが得策だと思ったのだろう。 だが、蓮は全く反応を示さない。 「……蓮?」 妙に心配になったので、近づいて見上げると、 「今日だけだからな……」 そう恭輔に向かって言い放った蓮に頭を優しく撫でられた。 「ふっ…行くぞ由美」 「……ん、じゃあまた明日」 心配そうにこちらを見ている蓮が気がかりだったが、久しぶりの恭輔と一緒にいたいという気持ちもあったので皆に手を振り、恭輔の後に続いて部屋を出た。