「……最近、お前等は朝早くに家を出て、帰るのは夜遅くだったんだろ?
その時間帯に黒猫の出没がHeavenで多数確認されていた」
……大人しく待っているものだと思っていたが、何かやっていたのか?
「由美ちゃんはそこで何をやっていたんですか?」
Heavenと聞いて、皆の表情が険しくなる。
「銀狼を襲った奴の情報を集めたり、駒を潰したりしていたみたいだな」
「駒って……そんな簡単に見つかるわけがないよ」
「ああ。お前等は駒の後ろにいる黒幕を知らないから見つからねぇんだ」
陽が訝しげな表情で聞いた質問に、こいつはなんともないように答えた。
「夜叉は黒幕を知ってるの?」
夜叉と呼ばれたこいつは嫌そうに眉を寄せる。


