「………2年前に解散した族……《 牙龍 》は知ってるか?」
理事長と鬼教師は視線を交わらせると、肩をすくめた理事長が話し出した。
「牙龍?…今までにない異例の速さでトップを取り、伝説とされた族のことか」
話をはぐらかされたか?
不審に思いながらも俺の知ってる範囲の事を話す。
「伝説ねぇ……俺らはそこの総長と副総長だ」
こいつらが二対の龍と恐れられていた牙龍のトップ?
………由美の周りは大物だらけだな。
だがこれであの時の実力が納得できた。
「とりあえず、俺が教えられるのはここまでだ。後は由美を連れ戻した後にでも聞けばいい」
そう言いながらこいつは不敵に笑う。
………絶対に由美から聞きてぇな。
「ああ、そうする。だが、さっき話してた目的って何のことだ」
最初に話していた由美の情報………今は何でもいいから情報が欲しい。


