「いや、信じられないよ……あのゆみりんが?」
そうだな……猫みたいに自由奔放、喧嘩には無縁な今までを見てきたらそう思う。
少し力を込めれば折れてしまいそうな細い腕や身体だって、とても喧嘩ができるようには見えない。
「俺も信じられねぇ。だが嘘をつく理由もない………本当なんだな」
「ああ。これから話す由美の事について嘘を言う気はねぇよ」
そう言うこいつに俺達は、現実を受け止めなければならなかった。
「……そうですか」
「………」
海斗や陽はもちろんの事、珍しく朔まで動揺している。
それほど告げられた真実は衝撃が強かった。


