部屋に着いてすぐドアを閉めると足から力が抜け、気が抜けたようにその場に腰を下ろす。 激しい音を響かせながら刻む鼓動を聞きながら、ため息を1つ零す。 鋭い司さんに作り笑顔が通じるかは賭けだった…。 幼い頃からの癖になっていた作り笑顔に救われたな。 ……本当にバレなくて良かった。 その後はしばらく落ち着くのを待ってから、出掛ける準備を始める……といっても持っていくのは財布と携帯だけ。 それらを手にして部屋を出た。