「何が欲しい……お前の望む物は何だ」 そう問いかけると、ふふっと控えめに笑う。 だが、その瞳の奥に時折見せる深い闇……それに背筋を冷や汗が流れる。 それを気取られないように表面上は平素を保つ。 「僕が欲しいのは黒猫………つまり由美だよ」 ……私が欲しいとなると、どこかの裏会社か。 「まずは、そっちの情報を教えて貰わないと困る。 あいつを黙らせるだけの力があるかどうか……相手は裏会社だぞ」 そう、私の親は小規模ながらも裏会社のトップをやっている。 易々と黙らせる事は出来ない。