「落ち着け。寝られそうか?」
ギュッと優しく、しかし力強く抱きしめてくれる蓮にしがみつく。
「うん、大丈夫。蓮も寝たほうがいいよ。体力つけないと…」
風呂上りでゆったりとした部屋着を着ているその裾を、クイッと引きながら顔を上げる。
「そうだな。由美も寝るぞ」
「うん」
ベットに入ると包み込むように抱きしめてくれる。
……こうやって一緒にベットに入るのはかなり久しぶりだな。
不安で揺れていた心が穏やかになっていく。
今ぐらいは不安を忘れたくて蓮の心地よい体温に擦り寄り、ゆっくりと眠りについた。
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