康を助けた翌日…隣でさっきから同じことを言っている陽を横目で見る。
「眠い~!」
さっきからこの屋上で大の字に寝転んで馬鹿みたいに大きな声で叫んでいる。
わざわざ大声で言わなくてもいいのに…。
「静かにしろよ」
そんな陽を海斗は呆れたように見ている。
今日は終業式だったのだが、銀狼メンバーのほとんどが来ないため中止になり、今は屋上で迎えを待っている。
ここにいるのは陽と海斗。蓮と朔は野暮用があるそうだ。
何気なく尋ねたけど、また何でもないと受け流されてしまった。
チラリと2人を見ると、未だに言い合いをしている。
そこから校門の方へ視線を落とすと、見慣れたクラウンが堂々と止まっていた。


