「……ん?」 覚醒を始めた意識の中、薄らと目を開けて周りを見渡すと、部屋に寝かされていた。 ……そっか。あいつの言葉で動揺して、そのまま寝ちゃったんだ。 あれだけの事で動揺して……迷惑掛けちゃったな。 幾分冷静になった頭で、昔よりも感情的になった自分に呆れる。 以前の私なら、あれ位の事で取り乱したりはしなかった。 前進することが出来てるんだろうか…?悪い意味で前進してないといいんだけど…。 そんな事を考えているとカチャッと静かにドアが開き、トレーを持った蓮が入ってきた。