「え?」 「……可愛すぎる」 抱きしめながら、そんな事をサラッと言うもんだから顔が赤くなる。 「……はいはい。由美ちゃんが大好きなのは分かったから、部屋へ連れてってあげなさい。 熱は下がったみたいだけど、病み上がりだからね」 律さんの言葉に反応すると、私を抱き上げ歩き出した。 「わっ、歩けるから降ろしてよ」 「ダメだ。大人しくしてろ」 全く降ろす気配もなく、スタスタと部屋に向かって歩き出した。