そんな2人の後ろでは陽と海斗も恭輔を睨みつけていたがそれを全く気にせず、
「まぁいいか、今日はとりあえず帰る……仕事も残ってるしな」
さっきまで剣幕が嘘のようにあっけらかんと愛車へと歩き出した恭輔。
「は?何やってるの……大事な仕事を後回しにしてないよね?」
恭輔がしっかりしなきゃいけない立場なのに何やってんだか…。
これでもし、大事な仕事を後回しにしてたら一生口をきいてやらない。
「当たり前だろ。それに投げ出してきたのは書類仕事だって」
自信満々にそう言い切る恭輔にため息が漏れる。
自信を持って言うことじゃないし……書類仕事だろうと投げ出したら大変な事になるって…。


