ゆっくりと歩き出した蓮は、私を揺らさないよう慎重に階段を下り始めた。 どこに行くんだろ…? 1階まで下りた蓮は、ある部屋の前で足を止めた。 ……保健室? ドアを足で器用に開けると、誰もいない保健室のベットへ私を降ろした。 「由美、寝てろ。すぐに車を呼ぶから」 頭を撫でながら優しく声を掛けると、携帯を持って少し離れた。 それを見てから重たい瞼を閉じて、ゆっくりと吸い込まれるように眠りに落ちた。