「そうか……だが疲れてるんだ、12時になったら寝るぞ」 「ん、分かった」 頷いた私の頭を撫でてくれる手に安心して、また睡魔が襲う。 ……寝ちゃいそう…。 「あ、ゆみりんカウントダウンがもうすぐ始まるよ」 陽に教えられテレビを見ると、後1分になっていた。 「今年1年は特に早かったね」 朔は何かを思い出すように話し始める。