「や、やばい……あの顔ウケる」
「真面目にやってるんだろうけど、変顔にしか見えないな」
神社から戻った後は、おせちを食べながらリビングにある大きなテレビで紅白を見ている。
だが、私は慣れない着物で動き回った疲れから、蓮に寄りかかりながらウトウトとしていた。
「もう寝るか?」
「んー、起きてる…」
閉じかけていた目を擦り、何とか意識を保つ。
ーーー11時50分
12時に鳴る除夜の鐘まで後10分、それまでは起きていたい。
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