「はいはい、溺愛っぷりはよく分かったから早くいってらっしゃい。遅くなっちゃうわよ」 「……ああ」 時計はちょうど9時を指したところだった。 「車は呼んであるから行こうか」 その朔の一言で皆が歩いて向かう中、私は蓮に抱きかかえられて向かう。 降ろしてもらおうかと思ったが、慣れない着物のためたまにはと甘える事にした。 門の前に横付けされていた車に皆が乗り込むと、この辺りで一番大きな神社へと向かって行った。