ブラウニーが焼けるまでの間、使った器具を洗って元々あった場所に片付ける。 最後の皿を棚に仕舞うと同時に、ピーーッと鳴った。 「案外早かったな。中までちゃんと火が通ってるといいけど…」 カチャッとオーブンを開け、型に入ったブラウニーを引き出す。 「………うん、通ってるね」 型から出して、食べやすい大きさに切っていく。 それを人数分に別け、トレーに乗せて皆の待つ部屋へと向かった。