「あ、ここを右に……そこを左でその後は真っ直ぐ」 約束の時間が迫り、今は車で目的地に向かっている。 「楽しみ~、どんなところなの?」 「着いてからのお楽しみだよ」 陽は子供のように無邪気にはしゃいでいる。 その後も道を教えながら進み、目的地に着いた。 人気のあまりない路地の一角。こじんまりと建つ店。 「……ここ?」 「うん!」 呆然と朔が確認してきたのに頷き、入ろうとしたが蓮に腕を掴まれ止められた。