「え?……婚約者?」
「あ"ぁ?ふざけた事抜かしてんじゃねぇぞっ」
朔は呆然とし、蓮はさっきよりも数倍低い声で恭輔に食ってかかる。
「ふざけてねぇよ」
恭輔はそんな蓮の殺気を軽く受け流し、したり顔を見せつけた。
まったく怯む様子のない恭輔に舌打ちを返した蓮は、両拳をキツく握りしめている。
「恭輔……蓮達で遊ばないで」
いくら恭輔といえど、これ以上好き勝手にさせるわけにはいかないと思い、何とか胸板から顔を上げて睨みつける。
「……こいつ等がねぇ」
そんな私の言葉を受けて、蓮達を上から下まで舐め回すように観察する恭輔。
冗談半分だとは思うけど、蓮達で遊んで欲しくない。
蓮達は私の大切な……仲間なんだから。


