「由美に抱きつくんじゃねぇ」 歩み寄ってきた蓮は私に絡みつく陽の腕を強引に解き、腰に腕を回して引き寄せる。 「れ~ん、返してよっ」 「あんまり刺激しないで欲しいね」 再び抱きついてこようとした陽は朔に首根っこを掴まれてジタバタと暴れている。 「簡単に抱きつかれてんじゃねぇぞ」 そんな2人には目もくれず、蓮は鋭い視線を向けてくる。 こわっ……不可抗力なんだからそんなに睨まないで欲しい。 「………だって、陽がお酒に弱いなんて知らなかったもん」 蓮の胸に顔を埋めながら小さな声で抗議する。