その掛け声を聞いて、やっと実感できた。 嬉しい………こんなに賑やかな誕生日はいつ振りだろう。 「お、おい由美どうした?」 蓮が珍しく焦った様子でソファーから立ち上がった。 「え?どうしたって何が?」 「……気づいてないのか?泣いてるぞ」 泣く?……私が? すっと頬に手をやると、確かに濡れていた。 ……あぁ、そっか。 「これが嬉し涙ってやつかな」 ふふっと微笑むと、蓮はもちろん皆が安堵のため息を漏らした。