「さぁさぁゆみりん、主役はこっちだよ」 陽に促されるまま着いたのは、いつも部屋で使っている物に似たソファーだった。 私がそこに腰掛けると、蓮達も周りを囲むように座る。 「はい、これがゆみりんの飲み物ね」 未だに状況を理解できない私に渡されたのは、大好きなミルクティーの入ったグラス。 「蓮の出番だよ」 朔の声でゆっくりと立ち上がる蓮。 「クリスマスと由美の誕生日を祝して……乾杯!!」 『乾杯~!!』 大きなこの倉庫に響き渡る野太い声、それと同時にカチンッと鳴り出したグラスのぶつかる音。