カフェで会計をする蓮にお金を出すと言ったが断られた。 「こういうときは男が払うもんだ」 「…ありがと」 そのままショッピングモールを出て、待機をしていたクラウンに乗り込む。 1日歩き回ってはしゃいだからか睡魔に襲われ、瞼が重くなってくる。 それに気がついた蓮は私を引き寄せ、背中をポンポンッと軽く叩いてくれる。 温もりを求めて蓮に引っ付くと、心地よいリズムに誘われて眠りに落ちた。