「由美、行くぞ」



「うん」



「じゃあ、僕も寝るよ…おやすみ」



動き出した私達を見て、朔も部屋に戻っていった。



それを見送って部屋に戻ろうとしたが、蓮がまだ残っている。



「部屋に戻らないの?」



「ああ、今日から同じ部屋だからな」



同じ部屋…?私と蓮が?



「何で?」



「あ?付き合ってんだからいいだろ……本当はもっと早くても良かったんだが、部屋の準備で遅れたんだよ」



部屋の準備ができてたら、初日から同じ部屋だったということか…。