「登校してるってのに、もう汗だくだよね…」 「アハハ…確かに」 登校前から、こんな汗だくだくなんて嫌だな。 スプレーでもしようかな。 そんな事、考えてるとまた“アノコト”が浮かんできた。 また夢にでてきちゃった、アノコト。 「…陽菜、また思い出したの?」 「……うん。夢で」 「何か、あったらいつでもいいなよ?」 「うん、ありがと」