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「陽菜ー」


ポンと後ろから、肩をたたかれた。


暑い暑い夏の日差しの下で。

今にも溶けちゃいそうな、私のカラダ。


すぐさま、冷凍庫に入らないといけないぐらい……。



「おはよー」


「おはよ☆」



話しかけて来てくれたのは、私の1番の親友…雨宮 叶羽(アメミヤ カナハ)だった。


彼女は暑そうにパタパタと手で仰ぐ。