好きになる理由も分かるんだけどさぁ…。 メールが来たたびとか、電話がかかってきたたびとかだけどノロケるのやめて。 それくらい慎二くんがスキってのは分かったから。 「見て!“大好き”って書いてあるー♥」 「うそ!?見して」 叶羽は、ためらいもせずに私にメールの内容をさらけだす。 私は文章を見つめた。