「あ?……んなもん知らねぇし。」 ――……でしょ?! 電話の向こうから微かに聞こえたその声は確かに女の人の声だった やっぱり彼女なのかな いない方が可笑しいよね、こんなカッコいい人 あ、やばい…… 付き合ってるわけでもないのに、泣きそう…… 「はぁ……ったく。ごめん舞桜。」 そうやって優しく名前を呼ばないで…… 「舞桜?」 そういってあたしの頭をそっと撫でた やめてよ、勘違いしちゃうじゃん……