いつの間にか眠っちゃったみたいだ。

見上げると、天窓から朝の光が差し込んで来るのがわかる。

あれからどの位たったんだろう?

ルドルフの部屋を見張ってた時は夕方だったから……。

半日位か……。

とりあえず、ここを出ないとね。

とはいっても、ここって、高い窓と頑丈そうな扉。

それ位しか外へ通じる所はない。

さてと、どうやって出たものか。

それであたしが扉を蹴っ飛ばしたり、窓によじ登ろうとしてみたりしてると、扉が開いた。

そして、そこにはエルフィノが立っていた。




「魔女の館へ行って来る」

ルイスは、そう言うと泉とクリスに言った。

「お前達はここで待っていろ」

すると、泉とクリスは一瞬顔を見合わせ、

そして、

「何っ!?」

「どうしてよっ!」

同時に叫んだ。