彼方へ

「何があったにしろ、人殺しは良くないわ。

 そうだわ、何があったのか、あたしに話してみてよ。

 誰かに言えばスッキリするわよ。

 ね!?」

でも、エルフィノの攻撃は一向に止まない。

うーん、困った。

なーんてやってる場合じゃない。

エルフィノの剣に、あたしはどんどん追いつめられて、とうとう壁に背をついてしまった。

もうダメだっ!

そう思った時、

“バタンッ”とドアが開いて、王子達が入って来た。

地獄に仏だわっ!

あたしの、その一瞬の隙をついて、エルフィノは、背後からあたしを羽交い絞めにすると、喉元に剣をつきつけた。

一生の不覚っ!

うわーんっ!

あたしのバカーッ!

すると、エルフィノは、あたしに剣をピッタリとつけたまま、どんどん後ろへと下がりながら、凍りつくような視線を王子へと向け、そこに挑むような光を浮かべながら、あたしを抑えていない方の手を王子の方へ向けて、そこから、黒く不気味な感じの光を手の上に浮かべると、それを空中でもてあそぶかのようにしながら、