彼方へ

そこには、エルフィノと思われる女性とルドルフがいたんだけれども……。

ルドルフは、その胸に深々と剣をつきたてられ、そして、エルフィノは、そんなルドルフへ再度剣を振り下ろそうとしているところだった。

「だめーっ!」

とっさに、あたしはエルフィノめがけて体当たりした。

その所為で、ルドルフに向けられてた剣は逸れたけど、

けど……。

「邪魔をすると言うのなら、貴様から先に始末してくれるわっ!」

矛先が、あたしの方に向いちゃったのよぉ。

うわーんっ!

暴力反対っ!

話し合いで解決しようよぉ~っ!

「ねぇっ!?

 あなた達って仲間だったんでしょ?

 だったら何で殺そうとなんかしてたの?」

ヒュンッと剣が飛んでくる。

それをかわしながら、とにかく説得してみることにした。