それで、その牢の前に来たら、
「一体何をしにこんな所に来た?」
ルイス王子は、牢の中からそう聞いてきた。
「何しにって、助けに来たに決まってるじゃないのっ!」
そう言ってクリスを見たら、
「そうです。
とりあえずここから出なくちゃいけませんね」
そう言うなり、ポケットから針金みたいなのを取り出して、牢の鍵を開け始めたの。
こんな時に不謹慎だとは思うけど、何かこれってコソ泥やってるみたい。
苦労しながらも何とか鍵は開いて、(クリス偉いっ!)あたし達は王子を連れ出す事が出来たのだけれど、さて、次はどうやって宮殿に戻るかよね……。
考えてばっかりじゃ、ちっとも解決にならないってことで、とりあえず、あの抜け穴を目指して走る事にした。
行く所々で、少しだけれども魔物が立ちふさがっていたりしたけど、これは、クリスと王子とが次々に片づけていってしまった。
けど一カ所、すっごい数の色んな魔物の集団が居た所があって、いくら切ってもきりがなくてどうしようもなかった。
「一体何をしにこんな所に来た?」
ルイス王子は、牢の中からそう聞いてきた。
「何しにって、助けに来たに決まってるじゃないのっ!」
そう言ってクリスを見たら、
「そうです。
とりあえずここから出なくちゃいけませんね」
そう言うなり、ポケットから針金みたいなのを取り出して、牢の鍵を開け始めたの。
こんな時に不謹慎だとは思うけど、何かこれってコソ泥やってるみたい。
苦労しながらも何とか鍵は開いて、(クリス偉いっ!)あたし達は王子を連れ出す事が出来たのだけれど、さて、次はどうやって宮殿に戻るかよね……。
考えてばっかりじゃ、ちっとも解決にならないってことで、とりあえず、あの抜け穴を目指して走る事にした。
行く所々で、少しだけれども魔物が立ちふさがっていたりしたけど、これは、クリスと王子とが次々に片づけていってしまった。
けど一カ所、すっごい数の色んな魔物の集団が居た所があって、いくら切ってもきりがなくてどうしようもなかった。

