フェルミナさんはといえば、王子を守る他にも色々と仕事があるみたいで忙しそうだし。
他の人に聞こうにも、その事件とか、それに関係した事とかを知ってるのは、軍部でも、かなり偉い人たちだけみたいだし。
「一体、どうしろって言うのよ。
これじゃあたし達、何もできないじゃない!」
叫んだところでどうなるって訳でもないけど、こんな状態じゃあねぇ。
「何か変だよね。
だって、これじゃあボク達が何の為にここに来たのか解んないね。
そりゃ、王子が連絡して来ないのは解るけど、フェルミナさんは連絡して来てもいい筈なのに」
すると泉が、
「ルドルフ大臣が手をまわしてるんじゃないの?」
と言うと、
「そうだろうね」
答えて、クリスはふっと真顔になった。
「という事は、ほぼ、犯人は大臣って線だろうね。
まったく情報を漏らさないなんて、なかなか出来る事じゃないし、王子の側近であるフェルミナさんの動きを封じる事ができる人物も限られるだろうし。
気をつけてないと、いつ罠にはめられるか解んないね」
他の人に聞こうにも、その事件とか、それに関係した事とかを知ってるのは、軍部でも、かなり偉い人たちだけみたいだし。
「一体、どうしろって言うのよ。
これじゃあたし達、何もできないじゃない!」
叫んだところでどうなるって訳でもないけど、こんな状態じゃあねぇ。
「何か変だよね。
だって、これじゃあボク達が何の為にここに来たのか解んないね。
そりゃ、王子が連絡して来ないのは解るけど、フェルミナさんは連絡して来てもいい筈なのに」
すると泉が、
「ルドルフ大臣が手をまわしてるんじゃないの?」
と言うと、
「そうだろうね」
答えて、クリスはふっと真顔になった。
「という事は、ほぼ、犯人は大臣って線だろうね。
まったく情報を漏らさないなんて、なかなか出来る事じゃないし、王子の側近であるフェルミナさんの動きを封じる事ができる人物も限られるだろうし。
気をつけてないと、いつ罠にはめられるか解んないね」

