一気にそう言うと、ルイスはちょっと怒ったように言った。

「周りの事じゃない!

 オレの聞きたい答えは、君の気持ちの方だっ!」

あたしは戸惑った。

だって、気持ちをストレートに言ったら、周りの事なんてほっといて、ルイスの側にいたい、ここに残りたいって思うのを止められなくなっちゃいそうだから。

「君の気持ちを聞きたい」

ルイスに聞かれて、あたしはこれ以上黙っている事が出来ずに、口を開いて本当の事を言ってしまったの。

「いつからこんな風に想うようになったのか解らないけど、あたし、ルイスの事が好き。

 だから、ここに残りたい!」

言い終わった時には、もう、ルイスの腕の中だった。

「待つよ。

 オレは、君が来てくれるまで待ってるよ」

耳元でそう囁かれ、あたしは何度も頷いた。